奈良の薬師寺で4月2日だけ特別に公開されている大倶利伽羅ですけど、この日本刀ってどんな刀なんでしょう。
 
 その前に、日本刀には格付けがなされていることを知っておいた方がいいです。
 本阿弥光忠という方が、暴れん坊将軍で有名な徳川吉宗さんの命令で作成した名簿が有名なようです。今回の大倶利伽羅もこの中に収載されています。

 その名簿は享保名物帳(きょうほうめいぶつちょう)というもので、本阿弥さんが日本全国の武器、主に刀について調査して、良いものを「名物」として核を付けたものだそうです。この享保名物帳というものはとても権威があるらしく、名物と一言言うと、この調査書のなかに収載されているものを指すとまで言われています。




 本阿弥さんといえば、モーニングで連載中の「ひょうげもの」の中にも登場されますよね。味のあるキャラクターで最初はぶっきら棒だったけれど、織部のよき悪仲間になっててとても好きなキャラです。
 本阿弥http://kitunedou.exblog.jp/i6/

 ここから本題ですが、この名物 大倶利伽羅広光(おおくりからひろみつ) は、誰の持ち物だったかというと、かの有名な徳川家康さんがお持ちだったそうですね。それ以前の来歴は不明だそうで、これを伊達の政宗さんが1620年の江戸城の石垣の修復の功績でもらったそうです。この時政宗さんは仙台にいらっしゃったので、名代として嫡子の忠宗さんが拝領されたとのことです。
 刀身に、裏側というか刀を腰に差したときに刀身の体に付く側に龍の彫り物があり、それが倶利伽羅と呼ばれる文様であることからこう名前がついたそうです。
 その後、伊達家に連綿と受け継がれ、関東大震災も乗り越え、現在薬師寺で公開されているとのことです。

 人に歴史ありというけれど、名物にもその由来に歴史があるものですね。