テラフォーマーズではさらっと流されてしまいましたが、ジョセフが幼馴染のミッシェルとの間に授かった子供はどうなったのでしょうか。私の推測するところでは、ズバリ生きている、そしてその娘こそ、物語の最重要人物ではないかと考えています。ジョセフの子供ができた経緯と、そのジョセフの子供は生まれたのかどうかを考察していきたいと思います。
また、ジャックと、最初のミッシェルの間の子供こそ、テラフォーマ16巻時、ロシア連邦大統領であるブラディミール・A・スマイルズなのではないでしょうか。




ジョセフの子供の前にテラフォーマーズの世界の柱

さて、その前に明らかにしておきたいことがあります。それは、テラフォーマーズの作品世界ではいくつかの柱があるということです。

①種の生存競争

これは、ラハブの神々や、テラフォーマーと地球人の対立

②テクノロジーの氾濫

モザイク・オーガン手術や、その流出・転用

③自然への畏怖や驚嘆

山の神への畏怖や、自然界の生物が持つ人間より優れている長所
そして、

④親と子のストーリー

である。

人を超え、神に近づこうとするニュートン一族の間にあるのは、自然的な家族形成はなく、完璧な一族を作り出そうとする合理的で、冷徹までに遺伝子信奉のイデオロギーである。その集大成がジョセフ・G・ニュートンである。

一方、その対極にいるのが、親の顔も知らず、下手すれば複数の遺伝的な親を持つ膝丸燈である。しかし、燈は育ての親の愛情をうけ、火星からの帰還時には、「悲しみで立ち止まってしまっていたままの」自分自身の人生を「やり直す」と決めている。偶然的な、運命のいたずらのように生み出された存在が膝丸燈なのです。

また、本郷の妹の子供も、祈る者(インヴォーカー)によって不自然に出産させられた存在といえます。その特徴は、人類とはかけ離れた目(私はあれを勝手に「ラハブ目」と呼んでいます)を持っています。彼(彼女?)もまた大きくテラフォーマーズの世界に一石投じるであろうことが予想されます。

こうして連綿と続く遺伝子的な流れがテラフォーマーズの大きな柱となっている。

さて、ざっと燈とジョセフを比較しましたが、ジョセフには忘れてはならない事実が一つあります。
それはジョセフには子供がいるということです。
当然のように疑問が湧きあがります。

ジョセフの子供はどうなったのでしょうか。




ジョセフの子供が受胎する契機

テラフォーマーズ16巻で唐突に、時間軸も不明瞭に始まるジョセフの過去編。

ジョセフは幼少期に愛憎が入り混じり、歪な友人関係をもってしまいます。ジョセフにはジャックとミッシェルという二人の友人がいました。このミッシェルはミッシェル・K・デイヴスとは別人です。彼女をジョセフは”最初のミッシェル”と呼びます。

ジャックとミッシェルは付き合っていました。ジョセフは、自分が愛を知らずに生まれ育ったため、本当の愛を確かめずにはいられませんでした。ある日、ジャックは学校の教師を素手で殺害してしまいます。その教師がミッシェルを強姦したとウソの情報でジャックはジョセフに嵌められ、気づかずにジャックは激昂して犯行に及んだのです。

しかし、拘置所に収監されたジャックは警察に何も話しません。ジョセフとミッシェルにさえ犯行の動機は明かさなかったのです。それはミッシェルの名誉が傷つくことを気遣ってのことでした。しかし、ジャックの知った事実はジョセフによって仕組まれた嘘の情報でした。

真実は、ジョセフが教師を買収し、ミッシェルに無理やりキスをさせただけでした。しかし、クラスの友人を買収し、ミッシェルが教師から暴行を受けたと嘘の情報をジャックに流しました。ミッシェルとしては、無理やりキスをされたくらいでジャックは凶行におよんだと思っていたのです。

なので、ジャックを理解することはできませんでした。これこそがジョセフの試したかったことでした。この状況でも、ミッシェルがジャックを信じることができたなら、二人の愛は本物だと証明されるのです。しかし、ミッシェルはジャックを信じることができませんでした。さらに、ミッシェルは優しく近づいたジョセフに体を許してしまい、妊娠までしてしまったのです。

真実を知ったミッシェルは、ジョセフを恐れました。そして、ジャックの元へ帰って行ったのです。ジャックとミッシェルはやがて一緒になり、子どもを二人授かります。しかし、そのうちの一人はジョセフの子でした。

ここで意味深な発言があります。

これです。これには大方の人が戸惑ったようで、こんな疑問が呈されていました。『テラフォーマーズでジョセフの昔話で二人の子供のうち一人は殺され入れ替わっているってどういうことですか?結局ミッシェルはジョセフとの子供は産まなかったのでしょうか』というものです。これはあくまで比喩で、何も起こらなければ二人は順調に結婚して1人目が授かるはずだったけど、結果的にはその1人目がジョセフの子になってしまった という事だと解釈できれば、ジョセフの子供は生まれているというわけですね。

テラフォーマーズ ジョセフの子供はどうなったの?

ジョセフの子供は、ジョセフとミッシェル=マヤコフスカヤの子供は生まれているということです。
さらには、ネットでは、こんな意見もありましたが、


ジャック=デイヴィス艦長とする説ですが、ジョセフが父親となっては、ミッシェルに弾丸蟻の能力が受け継がれるわけがないので、否定されますが、逆に、バグス一号時の責任者であったM・K・デイヴィス(42)

が父親ならどうでしょう。
明確な時間軸が語られることなく、テラフォーマーズ16巻ジョセフの過去の話は始まりました。単純に10年位前とするのは早計なような気がします。特に、時間軸を明確にうちだすテラフォーマーズの世界で特に不明瞭なのが怪しすぎます。私はジョセフの過去は半世紀以上昔の話ではないかと考えています。
テラフォーマーズ1(いち)で語られるように、西暦2577年にバグス1号が出発しています。この時42歳のM・K・デイビスさんは、2535年の生まれになります。テラフォーマーズ2巻でアネックス1号が地球を飛び立つのが2620年3月4日ですから、この時24歳という設定のジョセフさんは2596年の生まれになります。
もしもジョセフがM・K・デイビスと同級生であったとするなら、71歳もサバを読んでいたことになります。

次に二つのパターンが考えられます。
M・K・デイヴィスとジョセフの血のつながりです。
ジャックと最初のミッシェルの間には二人の子供がいますが、その子供のうち、M・K・デイヴィスがジョセフと血縁があるパターンと、ないパターンがそれです。
①ジョセフx最初のミッセル=M・K・デイヴィスとなると、ジョセフはミッシェル副艦長の祖父となることになります。倫理の範疇外にいて、人類の進化を目指すニュートン一族なら、ジョセフの求婚も問題ないのでしょうか。
②ジャックx最初のミッセル=M・K・デイヴィス
こちらの方がすっきりする気がしますね。こうすることで、ジャックと最初のミッシェルが勝ち取りえなかった真実の愛を、その子供の世代が勝ち取り、その真実の愛の結晶としてのミッシェルに並々ならない執念を燃やしているという構図が成り立つからです。

このセリフは長い長い愛を求めた先にやっと見つけた奇跡の姿なのかもしれません。

ジョセフと最初のミッシェルの間の子どもは生きているが、それはM・K・デイヴィス艦長の異父兄姉と考えられます。

ジャックと最初のミッシェルの間の子供は?

そのジョセフの子供との兄弟が、ロシア連邦大統領のブラディミール・A・スミレスと考えられます。ジャックの姓のスマイルズもブラディミールのスミレスも綴りは同じSMILESになります。また、興味深いのは、度々引用される聖書には、創世記という章があり、有名な「アイヤーヨ!」の順で、アブラハム→イサク→ヤコブ→ヨセフと連なる家系譚があります。

英語圏になるとこれが、エイブラハム→アイザック→ジャック→ジョセフと変化します。

また、ジョセフの子供と、ジャックの子供がともに家族の中にいて、異父兄弟として育ち、ニュートンの家系でないスマイルズ姓の、ジャックの子であるブラディミールが、今度こそあの一族を超えると宣言するのは、ジョセフによって引き裂かれた家族の悲痛な宣言とも読めないでしょうか。
また、テラフォーマ1(いち)のジョージ・スマイルズの立ち位置がとても気になります。ジョージは、ジョセフの子供なのか。そうすると、アレクサンドルはジョセフの父になるから論理破綻してしまいますし。

でも、ツイッターでは別のアングルから、ジョセフはジョージの子供ではないかという考察がありました。


そうすると、アレクサンドル⇒誰か⇒ジョージ⇒ジョセフとなるんですけど、そうすると、ジョセフの父とアルバニアの女の人がいなくなっちゃうからなぁ。この説はとれないかな。
やっぱりジョセフ=アレクサンドル説が有力だと思いますね。で、ベースはベニクラゲで、何度も転生を繰り返したアレクサンドルがジョセフとなり、ジョセフの意識には、それまでジョセフだった存在(アレクサンドルなど)が含まれていると考えられるのではないでしょうか。そうすると、アレクサンドル(ジョセフ)⇒ニュートン一族の当主(未登場)⇒ジョセフの父⇒ジョセフと、アレクサンドル(ジョセフ)⇒スマイルズ系⇒ジョージ・スマイルズ⇒ブラディミール・スミレス大統領とつながる気がします。

テラフォーマ、ジョセフの子供はのまとめ!

今回はだいぶ頭がいたいですが、ジョセフの子供はM・K・デイヴィスではないかと思います。そして、ジャックの子供が、ブラディミール・A・スマイルズだと考えます。
逆だったら、ジャックと最初のミッシェルの間の子供が、M・K・デイヴィスとなり、デイヴィス艦長を産み、その真実の愛がミッシェル副艦長となって、真実の愛の体現者となるのですが。

だいぶ行ったり来たりしていますが、アレクサンドル=ジョセフ説(ベース:ベニクラゲ)を採用して、ジョセフの子供は、ニュートン一族の系統と、スマイルズの系統に分かれたのではないでしょうか。
これであるなら、スミレス大統領の、「今度こそあの一族を超える」という言葉も多くの含蓄をもったことばにふくらむ気がします。

ここのところも是非本編で語って欲しいところですね!

こちらの記事もぜひ読んでください。
テラフォーマーズ ジョセフの裏切りの理由とは!
テラフォーマーズ、ジョセフのベースは?意外な予想!
テラフォーマーズ、ジョセフの過去
テラフォーマーズ ジョセフとエヴァの関係-生命の樹と火星に来た本当の目的-
テラフォーマーズ、ジョセフとミシェル-二人のミシェル