今は昔、己の給料をほとんど趣味に使ってしまっていた男がおりました。
その趣味は自分を高めず、むしろストレスをその男に与えていました。けれど、その男は依存からなかなか抜け出せず、働く意味も、働いて勝ち取る価値も見いだせずに、長いトンネルの中をただ歩き続けるだけの日々でした。

その男に転機が訪れたのは、小さな女の子にあってからです。その子のために何かをしたいと思ったとき、男には手元に何も残っていなかったことに唖然とするのです。

その子は贅沢でもなく、ただ、男が隣にいるだけで喜んでくれる素朴な子でした。だけれど、男はめんどくさい男で、女の子の望みを勝手に解釈して散財してしまいます。

女の子は悲しい気持ちになりました。男はなんとかお金をひねり出そうとします。

愚かだなぁと思います。これは僕が妻と出会ったころです。今思うと、お金を使うことが快感だったのかなと思います。少しきけんな精神状態にあったと今では自覚しています。

そしてそうした状態を悩んでいたけど、直せなかった僕に、、彼女は家計簿を使ったり、それを自分に報告するなどしてお金を管理するすべを教えてくれました。

最近では家計簿の報告はしていませんが、もう変な趣味は行われなくなりました。そして、いまでは彼女と、そして未来の自分の子供のためにできることをしようと考えられるようになりました。

彼女は、僕への人生からのギフトのように思います。大切にしていきたい。